■はじめに
アプリ内のレイアウトを検討する際に、UI/UXについて調べたメモです。
■UXの質を左右する要素
・価値や有用性
希望した結果や欲していた情報が得られたか否かは、UXの中でも特に大切な要素。役に立った、便利だった、楽しめたなど、ユーザーにとっての有用性や価値がしっかりと確保されていることが大前提。
・わかりやすさ
機能を絞る、機能の所在がわかりやすいユーザーインターフェイスにする、重要なメッセージや用途はアクセスしてすぐにわかるようにする、情報への導線を明確にすることが重要。ユーザーが設計者の意図通りに行動しなければいけないように、自然にそのような行動をするように誘導する。
・使いやすさ
同じ結果を得られるシステムを比べた場合、そこにたどり着くまでの時間や工数が少ない方が、ユーザーにとって「よい体験」である。エラーや不具合、動作の遅さ、操作の複雑さは「よい体験」とは言えない。
・その他
魅力的なデザイン、信頼できる等
■UX検討の手順
ユーザーの表面的なニーズだけでなく、ユーザーの行動や背景を理解して、真のニーズを発掘することが重要。真のニーズを発掘するには以下の手順で行う。
1.価値観や問題意識を構造化するインタビュー手法や、フィールドワークを使い、ユーザーから真のニーズを抽出。
↓
2.ワークショップで「カスタマージャーニーマップ」を作りながらUXのコンセプトを作成。
↓
3.コンセプトを具体化してモックアップを制作。モックアップはすぐに評価し、ユーザーが求めているものかを早期に検証。
※通話アプリ「Talkroom(トークルーム)」の開発でも、プロトタイプ→ヒアリングによる検証→改良を高速で行なっている。
ペンギンの服装でヒアリング? 着想からわずか1ヶ月、『Talkroom』が中高生のハートを掴んだワケ | CAREER HACK
■UX検討の際の注意点:対象を明確にする
年齢や性別などに加え、どのような目的、どういったスキルを持った人かなど、ターゲットをより明確にし、その層に適した対策を施すことが必要。
例えば、「そのツールの導入を検討し始めた人が、とりあえず情報収集したい場合」と、「ツールの導入は決めていて、商品を選定するための詳しい情報を求めている場合」では、求める情報の質・量が異なる。
■その他参考情報
・モバイルアプリにおける2018年のUXトレンド | Growth Hack Journal
・UI/UXとは?知っておきたいUI/UXデザイン50の知識
■おわりに
UI/UXに関する知識を深めることは大事なものの、実際にリリースして反応を見て、改善することをスピーディに行うことが重要だと思いました。
■関連リンク
・【UX向上まとめ】UX(ユーザー体験)向上の4つのポイント | ソフトウェアテスト・第三者検証ならウェブレッジ
・システムの観点から語る‘UXデザインの設計原則’ | Think IT(シンクイット)
・日本中の「UI/UX」の参考になるスライド資料を気合いで全部集めました!(たぶん) - 経営企画・マーケティング | ボクシルマガジン
・ユーザーエクスペリエンス ~3つの観点から理解するUXの本質~ :Webインテグレーション コラム - Fujitsu Japan
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